インスタでお客さんを来店させるためには、
- 見込み客に自分の存在を知ってもらうこと
- 認知したユーザーが興味を示す投稿を見せること
この2つが基本であり、インスタ集客の施策は全てこの2つに集約されます。
今日の本題である「ハッシュタグの上位表示」については、「見込み客に自分の存在を知ってもらう」ための有効です。
ある特定のワードで露出が増えると、そこから来店までのアクションを起こさせやすいですからね。
しかし、私は、インスタ集客において、ハッシュタグ上位表示は、
と言うのが現時点での結論です。
まぁ、この記事のタイトルでは「不要」としていますが、これは一種の煽りフレーズであり、不要とは思っていませんが、「依存するのは良くない!」ということです。
その理由をサクッと解説します。
ポイントは3つです!
ハッシュタグ上位表示での集客は安定しない
特定のキーワードでハッシュタグ上位表示が実現できると集客効果は大きい。
それは、「検索作業を行うユーザーに表示されるため」です。
SNSにおいて、ユーザーは、
「受動的に得る情報」と「能動的に得る情報」
の2種類の情報に触れます。
「受動的に得る情報」とは、フィード投稿やストーリーズです。
日常の隙間時間の中で、流れてきた情報を見る。
これが一般的ですね。一方、
「能動的に得る情報」とは、自ら自発的に情報を取りに行く作業によって得られる情報です。
いわゆる「検索して得る情報」ですね。
どちらが「購買意欲が高いか」と言えは、あえて解説する必要もないでしょう。
自発的に情報を取りに行くユーザーは、何かを買う意図(美容師探しの場合は、申し込む意図)があるケースが多いわけです。
そのため「検索ユーザーへの露出を増やす施策」として、ハッシュタグ上位表示は集客に効果的ということです。
しかし、ハッシュタグ上位表示は、狙って実現できるものではありません。ここが問題!
何かの施策を実施すればハッシュタグで上位表示ができる!
という施策なんて実は存在しません。
あえて、その答えがあるとすれば、
特定のカテゴリー属性であるフォロワーの興味をひき、そのフォロワーからたくさんのエンゲージメントを獲得する
こうすればハッシュタグ上位表示は可能なはずですが、これは「そのワードを狙うライバルの多さ」によっても大きく変わってきます。
つまり答えがないと言うこと。
答えがないゴールをめざし、いろんな施策を実施するって非効率ですよね?
いきなり上位表示ができて月間30人の集客が獲得。
でも、その翌月に上位表示がされなくなり、月間3人にまで落ち込んだ。。。
こういうことは本当によくある話しです。(耳が痛い方は何人も知っています。。。)
この不安定な集客施策は、ビジネスにおいて重要でしょうか。
インスタグラムのアルゴリズムに依存するようなビジネスは、ギャンブル要素が強すぎませんか?
個人的には、怖くておすすめできません。
ハッシュタグ上位表示により得られる新規集客は、一時的に得られるラッキーパンチととらえ、いわば「ボーナス」のようなもの。
増えればラッキー、成果がなくても問題ない。
これぐらいの余裕さがないと、精神的にも辛いですよね。
安定しないものに依存するのは危険です。
当然ですが。。。
インスタの情報発信をしている方が、「こうすればハッシュタグで上位表示ができます!」と解説しています。
これらを批判するわけではありませんが、ハッシュタグ上位表示はインスタアルゴリズムによって決定されていますので、確実な情報は存在しません。
強いて言えば、「自分の場合は◯◯と◯◯と◯◯を実践した結果、こうなった!」という体験談であり、その体験談が万人に同じ結果をもたらすことはあり得ません。
結論を言うと、全て自己責任でやってみること!ですね。
積み上がるスキルではない
繰り返しになりますが、ハッシュタグ上位表示は「偶然の産物」の意味合いが強いものです。
つまり、余程の分析家でない限り、その理由を確定させることは難しい。
そして、確定させたところで、日々進化するアルゴリズムによって、その答えが変わってくる。
もはやイタチごっこ。
対策を考えても、それが答えにならないなら、もはや、そのスキルは「積み上がるスキル」ではないわけです。
一生懸命分析して、勉強して、試して、上位表示ができたとしても、そのスキルは数ヶ月で無駄になる。
そんな知識のために全力投球するのって時間が勿体無いですよね。
ハッシュタグ上位表示に高い集客効果があるのは理解できますが、そこを狙うために、勉強&分析し続けるのは全くおすすめできません。
もっと効率的に集客できる方法がある
積み上がるスキルではないものに時間を割くより、もっと効率的に集客施策を行う方が何倍も省エネ。
繰り返しますが、
インスタでお客さんを来店させるためには、
- 見込み客に自分の存在を知ってもらうこと
- 認知したユーザーが興味を示す投稿を見せること
この2つが大事です。
「見込み客に自分の存在を知ってもらうこと」はハッシュタグ上位表示だけではありません。
そして、「購買意欲が高いユーザー」もまたハッシュタグ検索にだけいるわけではありません。
「【UGC戦略補足版】美容室に来たユーザーがインスタでシェアしたくなる3つの心理」や「【保存版】見込み客への認知を広げるUGC戦略(美容師特化施策)」などで解説しているUGC施策を実践していく方が、効率的に見込み客につながっていけますからね。
まとめ
ハッシュタグ上位表示を狙う運用とは、「投稿主体の運用」です。
投稿で見込み客を集客することができる人ならいいのですが、多くの場合は困難。
- 圧倒的なフォロワー数
- 惹きつける画像のクオリティ
- 人を誘導するキャプションライティング
これらが揃わないとユーザーアクションを起こさせることは難しい。
そんな難しい方法をするより、もっと簡単に、楽しく、ノーストレスでインスタを運用した方がいいですよね?
と言うのが今日の記事の結論です。
インスタ運用って、本来はとても楽しいものですよ。