UGC戦略は美容師集客には効果的です。
それは以前投稿した記事のとおりです。
しかし、こちらが望んでいるアクションを取ってくれるほど、ユーザーは協力的ではありません。
なぜなら、相手がこちらの投稿をシェアするメリットがないからです。
では、メリットがない相手にこちらの投稿をシェアしてもらうにはどうすればいいのでしょうか?
- ゴリ押しする?
- お金を払う?
- 勝手にスマホを借りちゃう?
いえいえ、そんなことする必要はありません。
相手にメリットがないなら、メリットを作ればいいだけです。
シェアしたくなる工夫をしていく。
それが心理的アプローチです。
詳しく解説します。
シェアするのが当たり前の文化は存在する
行動心理を解説する前に、大事なことを紹介します。
それは、
「ユーザー(特に若い世代)の中には、SNSでのシェアを当然の如く行う人も多い!」
という事実があるという点です。
積極的な促し行う必要もなく、勝手にシェアしてくれる
こういうお客さんは存在します。
しかも、このようなお客さんは「積極的にシェアする文化でのコミュニティに属している」ため、友が友を呼ぶ傾向が強いようです。
一言で言うと「美味しいお客さん」ですよね。
勝手に紹介してくれるわけですから!
当然、「サービスのクオリティが高いことが条件」と言うことは前提としてありますが、もし、ポジティブなシェアが発動されたら、そのあとはどんどん友達に広がっていきます。
こう言うお客さんを見つけると最高ですよね。
ただ、全てが「シェアに積極的」ではありません。
そこで、上記の「美味しいお客さん」の来店は意識しつつ、現実問題として、「シェアに積極的ではないお客さん」に対し効果的なアプローチを考察していきます。
ユーザーがシェアしたくなる3つの心理
SNSユーザーが増えるにつれ、SNSマーケターによる「ユーザーの行動傾向」が分析され始めています。
- 人はどんな時にSNSでのアクションを起こすのか。
- どんな時に他人のコンテンツを共有したいと思うのか。
これらもかなり分析されてきており、その分析結果はオープンな情報となりつつあります。
現時点でもたくさんの心理があることがわかっていますが、美容師アカウントの場合、次の3つの心理を理解するだけで十分です。
良いものを人に紹介したいとき
SNS上に限らず、人は誰かに「自分のおすすめ」を紹介したい願望があります。
これは、「人の役に立ちたい!」「助けになりたい!」という感情が少なからずあり、その根底にあるのは、「役に立つことで相手から感謝される」ことで承認欲求を満たしたいという願望があるからです。
さて、この心理を美容室にきたお客さんに発動してもらうにはどうすれば良いでしょうか。
例えば、「お客さんだけではなく、お客さんの友達にも有益なものとなる情報の存在を伝えること」でシェアされる確率は上がります。
具体例
人におすすめしたくなるWaxやトリートメントなどをお客さんに見せつつ、「この商品をストーリーズで紹介いただくと、試供品をプレゼントします」とキャンペーン風に依頼する。
最先端の機械を用いた施術などを受けてもらい「感想をストーリーズで紹介してくれませんか?」と相談してみる。
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