DXという言葉が巷に流れ出して、かれこれ2年〜3年ぐらい経つのでしょうか。
最初は、
「DXって何やねん?分かりやすく言えや!」
って感じでしたが、そんな疑問も薄れ、そして時間の経過とともに、社会に浸透してきた。
ただ、美容室ってまだまだ
「美容室でのデジタル化より、今は目の前のお客さんと集客と求人だー!」
って人がほとんど。
まあ、そんなもんですが、今日のブログでは、
「その思考は置いてけぼりくらうよー」
という話です。
ローカルビジネスにデジタル化が必要な理由
人と接するビジネスにおいては、アナログでの管理が多かったはず。
- 飲食店
- 美容室
- 整骨院
- トレーニングジム
ビジネスモデル的にも、そして顧客数的にも、デジタル化による収益改善は少ないと思われてきたのだと思います。
でも、なぜDXが必要か?
そこを正しく理解すると、
「え!導入しないとやばい!」
ってなります。
ローカルビジネスにおけるDXって、例えば
- キャッシュレス決済
- 予約システム
- POSレジ
- 顧客管理
- スタッフ管理
- 給与計算
などがあります。これらは、単に効率化を図るという意味ではありません。
もし、効率化という意味だけなら、そんな事は今更横文字を使っていうことでもない。
効率化は確かに重要ですが、DXの目的ってそれだけじゃない。
真の目的は「細分化されたニーズと行動の把握による事業改善の基礎データを取ること」
マジでこれが一番大きい。
顧客ニーズは細分化している
- 髪を切りにくる
- 髪を染めにくる
- ストレートパーマをあてる
これらのメニューは昔からあり、それぞれ一定の顧客ニーズがあった。
しかし、時代の変化とともに情報が増え、「髪を切る」というニーズではなく、「TikTokのこの動画みたいに、ここをもう少しこう切って、ここは逆に伸ばして欲しい!」みたいなニーズが増えて来た。
これは、美容室に限らず、あらゆるジャンル・領域で現れている現象。
情報が増えると、それにつられて、人のニーズは細分化されます。
顧客→細分化されたニーズがある
店舗→オールマイティなサービス
これだとダメなんです。
細かいニーズを持っている顧客を集めようと思えば、細分化したニーズも受け入れられる発信が必要。
それがUSP
(ユニーク セリング プロポジション)
その細かいニーズを把握するためにDXは必要というわけ。
顧客はデータ化する
以前、インスタアカウントの方で、スプレッドシート「顧客管理シート」を無料提供しました。
沢山の方がダウンロードされたようです。
(必要な方は、インスタアカウントにDMください。)
このスプレッドシートは、かなりシンプルに作ったのですが、シートに顧客データを打ち込むだけで、データ化できます。
- どんなお客さんが来ているか?
- そのお客さんはどんな願望があったのか?
- そのお客さんは再来したのか?
- 2回目の来店時に初回と違うオーダーをしたか?
- 類似顧客は来ているか?
自分がAという発信をしていて、Bというニーズが来たとしたら、「あれ?」ってなりますよね?
でも、そのお客さんはあなたの発信を見て「Bが実現できる!」と感じたわけです。
と言うことは、今発信しているAという発信は、あなたがAと思っているだけで、実はBだったのかも。
それをデータで分析していく事がDXの強みだと思っています。
実際の体験談
では最後に、体験談を少し。
私が運営しているコミュニティメンバーさんの中に、上記のスプレッドシートを活用して、売上を伸ばした方がいます。
その美容師さんは、
- 売上も正確に把握していない
- 店販比率もわからない
- リピート率も、稼働率もわからない
そんな状態でした。
ところが、顧客情報をデータ化することで、見えてきたのは「課題」です。
見えてきた課題に対し、しっかりとアプローチしたことで、その課題を克服し、結果として売り上げが伸びてきました。
課題を認識することで、成長した事例です。
何がダメで、何を頑張る必要があるのか。
それを理解することが、経営改善の第一歩。
自分を知らなければ、対策も取れませんからね。
美容室もデータに基づく戦略で売上アップを!
僕はそう思っています。
まとめ
久しぶりに時間できたので、脳内思考の整理目的でブログを書きました。
DXという少し難しいテーマでしたが、結局のところは、「売上アップにつながる施策を講じましょう!」ということだけです。
どうしても嫌なら無理して導入する必要ないけど、効率的に売上を伸ばすには、デジタル活用は必須と言えます。
ぜひ頑張ってくださいね。
(追伸)
アウトプットの目的って、情報を届けたいという意味のほかに、自分の考えを整理する役割もあります。
今回、久しぶりにブログを書いて、「やっぱり大事だなー」と感じました。
皆さんも、時間があるなら、積極的にブログを書くことをおすすめします。