先日、インスタ運用勉強会において
「顧客への提案」
というテーマでセミナーを行いました。
提案こそが顧客満足度を高め、リピーターを獲得するアプローチである!
このように解説しました。
これは何も美容師さんだけの話ではなく、サービスを提供するローカルビジネスならどれも同じ。
どうして提案が大事なの?
そう思った方に答えを伝える前に、、、
- あなたが普段インスタアカウントを見ている時、「おすすめのアカウント」は紹介されませんか?
- Amazonで商品を買うときに、「この商品も選ばれています」と紹介されませんか?
- マクドナルドに行けば「ご一緒にポテトはいかがですか?」と聞いたことありませんか?
世の中、提案ばかりです。
提案が9割
大袈裟ではなく、ビジネスシーンにおいて提案がないのは機会損失以外の何者でもないですよ。
あなたのお客さんが、
「ボブにしてください」
と来店したとしたします。
オーダー通りに「ボブ」にすれば、その利益のみ。
もし、プラスアルファのサービス利用・商品購入があれば、利益を上積みすることができますよね。
もちろん、提案は利益アップだけではなく、顧客満足度にも大きく影響します。
今日はそんな話です。
解説動画
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どうして提案で顧客満足度は上がるのか?
提案と顧客満足度をつなぎ合わせる前に、少し脱線した話を。
まずは想像してみてください。
ドラゴンクエストはご存知ですか?
知っていますよね?
勇者が、目の前に現れるさまざまな敵を倒して経験値を積み、呪文や武器を手に入れ、姫をさらったボスを倒す。
わかりやすく、最強に面白いゲーム。
最初は「こんぼう」からスタートし、お金を貯めて強い武器を手に入れていく。
ラスボスに勝つためには、強い武器と強力な盾が必要です。
だからお金を貯めて、値段が高くても払うしかありません。その判断に間違いはないでしょう。
お金を貯めて、自分が必要としている武器と盾を買う
これを覚えておいてください。
ここで現実の世界に戻ります。
美容室に来るお客さんは、理想の自分を手に入れるため、お店のメニューを利用します。
それは、ドラクエで言う「武器と盾」を手に入れようとする状態。
さて、そんなお客さんが「理想の自分」を手に入れようとしてオーダーしたのが「最強の剣」と「最弱の盾」だったとしたらどうでしょう。
ボスには勝てませんよね。
そんな初歩的なオーダーミスをするはずないのですが、現実には起こり得ます。
なぜなら、一般のお客さんは「最弱の盾」を「最強の盾」と信じているから。
そんなアホな!
って感じですが、これが真実。
「これを飲んだら痩せる!」
ってサプリ。
そんなはずないだろ!って疑っているのに、あれだけ売れているのは、理由があります。
消費者は、正しい知識と正しい情報を持っていない。
あなたが選ぼうとしてるのは、最強の剣と最弱の盾ですよ。
理想の自分を手に入れるためには、こっちの盾の方がいいですよ。
これが提案です。
髪の毛が重たいのでとにかく量を減らしてください!
このようなオーダーに対し、そのまま量を減らすのか、
「重たいボリュームに対しては、◯◯を◯◯することで軽くなります」
とこちらのアドバイスを伝えるのか。
簡単に言うとそんな感じ。
最強の剣と最弱の盾を身につけ、街に繰り出し、「なんか違うな」という感情を抱かれたら、その責任は、「最弱の盾」を販売したあなたに回ってくる可能性がある。
それが顧客というものです。
つまり、提案とは、
美容のプロである美容師さんが、最適解を持っていない顧客に対し、顧客提案以上の結果に誘導すること
もし、提案がなく、顧客オーダー通りのサービスを提供していたとしたら、顧客には感動はないでしょうね。
だって「オーダー通り=予想通り」
予想していたものを手に入れても感動なんてありません。感動がないお店において、私たち顧客は、高い満足度を得難い。
「予想以上」を手に入れるから、記憶に残るわけです。
この美容師さん、私のことわかっている!今までの美容師さんと違うかも!
想像を超えることが1つの手法であるはずです。
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不要な商品の提案は広告・必要な商品の提案は親切
ただ、間違っても「不要な商品」「不要なサービス」は提案しないことですね。
必要な提案:親切
不要な提案:広告(セールス)
じゃあ、どうやって「必要な広告」を見つけるのか。
それは、質問し、相手のニーズを探るしかないですよね。相手を知る方法以外あり得ません。
カウンセリングや雑談の中で相手のニーズや不満を把握していく。その延長線上にあるのなら、提案は「セールス」にはなりません。
たとえ、その提案で成約に至らなかったとしても、顧客の頭には将来の選択肢として残っています。
それだけで十分ではないでしょうか。
【簡単】心理訴求で満足度を引き上げる提案の方法(動画解説付き)
ではここから心理訴求
顧客満足度を引き上げる提案の方法を解説します。
提案の仕方はロジカルに組み立てるのが基本。
顧客の満足度が引き上がるのは、
「思っていた以上によかった」
これを作り出せばいいわけですよね。
つまり、
- 来店前にイメージしていた状態を把握(操作)し、
- その状態を超えるように演出すること
このアプローチによって(理論的には)顧客満足度は引き上がります。
では顧客側が期待するフレーズを紹介します。
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