私が運用している「インスタ運用勉強会」では、毎週月曜日にzoomによるオンライン勉強会を開催しています。
その中で、勉強会メンバーさんと対談形式で「インスタ集客成果と集客につながった手法」を共有しています。
5月3日に開催したオンライン勉強会で対談させていただいたメンバーさんの成果と手法。
これが非常に素晴らしく、個人的には
地方の美容師アカウントで大きな集客をあげるための現時点で最強の戦略
だと感じました。
そこで、ダイジェスト版ではありますが、可能な範囲でその手法や大事なポイントについて共有させていただきます。
インスタ集客成果の推移
まずは今回対談いただいた美容師さんのこれまでのインスタ運用状況及び集客成果を紹介します。
時期 | イベント | インスタからの集客 |
2019年 | インスタ運用開始 | 0人 |
2020年 | 投稿継続 | 1or2人(年間) |
2021年1月 | 勉強会への参加・運用開始 | 2名 |
2021年2月 | 運用継続 | 0名 |
2021年3月 | 投稿スタイル変更 | 11名 |
2021年4月 | 運用強化 | 10名 |
勉強会参加後、わずか2ヶ月で2桁集客です。
- 人口4万人程度の地方の理美容室
- 20代男性訴求
- 現在のフォロワー数は約1,000人
この美容師さんがなぜ急激に集客を増やし、また現在も増やし続けているのでしょうか。(5月4日時点で既に過去最高を大きく上回るペース)
そこには重要なポイントが3つありました。
①投稿を3カテゴリーにして運営者像をアピールした
1つ目は投稿スタイルを「美容特化」から「美容師像がわかる投稿も含めた3カテゴリー」に変更した点です。
3カテゴリーの内容は、次の投稿で解説しています。
この投稿をInstagramで見る
この手法の導入により、美容師像を発信でき、見込み客との距離感が近づいたようです。
この3カテゴリーシステムは、特に地方の美容師さんには僕が一番おすすめしている投稿形式であり、「美容特化」ではなかなか訴求しづらいターゲットにも、幅広くリーチでき、尚且つ、距離感が縮めやすい投稿スタイルです。
単に3つのカテゴリーを投稿するということではなく、あくまでも重要ポイントは投稿内容。
3カテゴリーのうちの1つのカテゴリーを美容以外の投稿にしたことが成功ポイント。
つまり、美容以外の投稿が見込み客に響いているということです。
その根拠となるのは、「美容師がインスタ投稿で集客するために取り入れたい心理的訴求の3つのポイント」の記事でも紹介している通り、見込み客が来店予約する際に必要な心理状態になるまでアプローチできるからです。
また、上のインスタ投稿でも紹介していますが、3カテゴリーはネタ切れ防止にもなりますし、なにかとメリットは多いスタイルです。
使い方は幅広いので、工夫次第ではもっと有効な表現ができるでしょう。
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【美容室集客】フォロワー向け情報発信で集客が増える投稿パターンBest3
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②見込み客に対し積極的にアクションした
集客が増えた大きな理由は、「運用を積極的に行った」という点です。
運用とは「投稿以外のインスタ上での作業」です。
運用と言ってもその種類はたくさんありますが、代表的なものは「投稿等へのアクション」です。見込み客フォロワーに対し、メッセージを送っていきます。
その結果、ユーザーとの距離感が縮まり、来店予約のハードルが下がることに繋がります。
インスタ集客における基本的な概念は、
ポイント
- 自分の存在を見込み客に認知させる運用を行う
- 認知された見込み客とつながる
- つながった見込み客と関係を構築する
技術訴求以外の場合は、この考え方で実践するとかなり集客できます。
技術訴求ではないなら、「見込み客ユーザーとの繋がり」を意識した運用が必須というわけです。
③自己分析し成功手法を積極的に取り入れた
美容師アカウントといえば、
- インスタ映えする投稿
- かっこいいプロフィール画像と”美容師”と一眼で分かるプロフィール
- 投稿するたびに予約DMが入る
みたいなイメージを持っている人がまだまだ多いようです。
確かに東京や大阪などの都会の美容師さんの中には、フォロワー数数万人のインフルエンサー美容師さんが多数いますので、その方達を真似してしまうと、必然的にそうなりますよね。
ただ、上記のような運用は、現実的にはとても難しいものです。
なぜ難しいのかは省略しますが、一言で言うと「ハマる条件があり、その条件を満たさないと結果が出づらい」ということです。
その証拠に、ヘアデザイン投稿を続けている美容師さんでインスタからの集客が月間30件を超える人はどれぐらいいるでしょうか。
以前のアンケート結果を踏まえると、10%以下です。
結果が出ていないのに、その方法を続けてしまう。
その理由は、インフルエンサー美容師のイメージが取れないから。
上記で紹介した美容師さんも、最初は半信半疑だったようです。
「3カテゴリーにして、プライベート情報も出して、投稿一覧が乱れちゃうのに集客なんてできるのかな?」
でも2021年2月に決断し、今では「0人→11人」です。
投稿一覧を変えたことが全てではありませんが、プライベート情報を発信し始めたことは非常に大きいわけです。
この美容師さんは、自分の状況を分析し、「今のままより、変えた方が反応が出るかも」と期待し、思い切ってチャレンジしたことが成果につながりました。
投稿のテイストを変えるのは誰もが勇気のいることですが、これまでの考えをリセットし、成功手法を取り入れることで、新たな成果を手に入れることができたことは、これから成果をあげたい方の参考となるでしょう。
お知らせ・まとめ
この記事で紹介した方が成功した要因は上記の3つが大きいですね。
そして、予想としては、運用を継続するという前提でいえば、「インスタ集客月間30名」は達成見込み。
その根拠は、「UGC戦略がハマっている」という点もありますが、それより、「見込み客が増えている」という点になります。
何度も言いますが、
「集客したいなら、見込み客に自分の存在を知らせ、ユーザーの感情を動かす訴求をすること」
もちろん、投稿1回で感情は動かせませんから、運用しながらの取り組みです。
これを継続すれば、「積み上がるインスタ運用」になりますね。
お知らせ
この記事で紹介した美容師さんと私が対談しているYouTube動画は勉強会メンバー限定で公開していますが、
もし「勉強会に興味がある」とご検討中の方には、参考として動画を共有させていただきますので、インスタアカウントにDMでご連絡ください。
情報コンテンツとなりますので、ご連絡が多かった場合は、抽選とさせていただきます。