バズを引き起こしたいなら、投稿後、短時間でたくさんのフォロワーからのエンゲージメントを集めなければいけません。
コンテンツに魅力があれば、たくさんのエンゲージメントが得られますが、毎回毎回コンテンツ力が高い投稿は難しいもの。
- たくさん保存される
- たくさんのコメントが入る
- 多くの人にシェアされる
そんな理想的な投稿は、ブランディングアカウントでしかなかなか実現できません。
フォロワー1,000人未満の方が、高エンゲージメント投稿を連発するのは難易度が非常に高いものです。
そんな時におすすめなのが、「共通の敵を作る」という方法です。
ちょっと解説しますね。
橋下徹元大阪市長は訴求が秀逸
皆さんは「橋下弁護士」をご存知ですよね。
少しトゲがある話し方で聴衆を虜にする橋下弁護士は政治家としても成功を収めていると言われています。
橋下弁護士が好きか嫌いかの話は別として、この投稿で紹介したいのは「橋下弁護士の話法」です。
実は、心理学的にめちゃくちゃ参考になる部分が多いんです。
中でも橋下弁護士が多用する常套手段は「共通の敵を作る」です。
簡単にいうと、
「あるターゲットを敵とみなし、その敵を攻撃する訴求をする事で、自分はヒーローであると思わせつつ、共感をうみ、連帯感を得る」
という手法です。(ちょっと雑な説明ですが、、、)
この手法によって、「熱狂的な共感」が生まれるのです。
政治家やインフルエンサーはこの手法が効果的なのをわかっていますから、共通の敵を作り、そこを攻撃するトークを行い、味方を増やしているのです。
って思いましたか。
大丈夫です。
この方法を応用し、政治家のようなトゲのある訴求ではなく、『全員が幸せになる訴求』は可能です。
お客さんの「敵」は何ですか?
美容師さんとお客さんの共通の敵を探しても、それほど見つかるものではありません。
むしろ、考え方としては「共通の敵を作る」ではなく「お客さんの敵に自分が合わせる」と考えるのがいいですね。
そして、ここで言う「敵」は人間である必要はありません。
モノでOK。
- まとまらない髪の毛
- 梅雨時にごわつく癖毛
- スタイリングに時間がかかる髪型
何でも良いわけです。ユーザーにとって「嫌だな!」と感じるものを敵とみなし、その敵に一緒になって立ち向かう役になるだけで良いのです。
例えば、
急いでるのに、髪の毛が全然まとまらない!!!どうして私だけこんな髪質なの?もう、この髪質のせいで人生損しているー!!!
このような悩みを持っているユーザーがいるとします。
そのユーザーのためのコンテンツを作る場合、1画像目を
「髪の毛がまとまる方法」
と訴求するのではなく
「まとまらない髪質のせいで人生損してます」
と教える側ではなく、読み手と同じ側に立つ事で、強烈な共感が生まれます。
ユーザーから「わかるー!」と思わせる事ができれば共感ゲット。
共感が得られると、インスタ投稿にはエンゲージメントが集まるのは想像できますよね。
いいねやコメントが集まりやすい投稿です。
その結果、バズが引き起こされると言うわけです。
先生役が共感を得るとブランディングが進む
美容師アカウントの位置付けは、「美容のプロ」であり、いわゆる「美容の先生役」です。
その先生役というのは「専門性」があるアカウントですので、ユーザーからの共感というのはそれほど期待できるものではありません。
しかし、たまに「ユーザー側に立った情報発信」をする事で、ユーザーから
「あ!この人わかってくれる!」
と期待されます。
人間とは単純な生き物で、「自分を理解してくれる人」に居心地の良さを感じます。
自分の悩みを理解してくれる人がいたら、任せたいと思うわけです。
このサイクルが回ると、「髪の悩みなら○○さんだ!」という美容師としてのブランディングに近づいていきます。
そういう心理を利用できるのが「共通の敵を作る」なのです。
まとめ
共通の敵を作る
言葉だけ聞くと、ちょっとトゲがありますが、この手法の本質は、
「ユーザーの立場を理解し、その意見を代弁してあげる事」
なんです。
ユーザーの悩みや願望のうち、声に出せていないものがあるなら、その思いをコンテンツにしてしまえば、強烈な共感が生まれます。
一度試してみてください^^