インスタ集客で大事なことは「見込み客との繋がり」です。
これはインスタのストーリーズで何度も何度も投稿していることで、最近になって少しずつこの考え方が広がってきた感じがします。
ただ、「見込み客」の定義ができていない人が結構多い。
- 自分はショートの人に来て欲しい!
- 縮毛矯正専門です!
- カラーなら誰にも負けません!
見込み客をこのように設定していませんか?
もし、あなたの見込み客を上記のように設定してしまうと、インスタ集客はいつまで経っても件数が増えません。
なぜなら、上記の見込み客設定は「SNS向け」ではなく「店舗向け」だからです。
SNSで行うべき見込み客像と、実店舗での見込み客設定は異なります。
ここを一緒にしちゃうとまずい。
では、インスタで集客を狙う場合の見込み客の設定はどうすべきか?
徹底解説します。
ハイブリッド型などアカウントタイプの解説はこちら↓
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見込み客像を設定する理由
どのビジネスモデルでも「見込み客像(ターゲットペルソナ)」は設定しますよね。
細かく設定するか大まかに設定するかは別として、
「こういうお客さんに来てもらいたい!」
という願望はあるはずです。
ただ、インスタ運用になると、多くの美容師さんが見込み客像を設定していません。
設定していないというより、正しく設定できていないという表現が正しいですね。
なぜ正しく設定できていないか?
それは「SNSの集客ロジックがイメージできていないこと」が原因です。
解説します。
インスタ集客の第1歩は認知。では2歩目は?
インスタを集客目的で運用するなら、たくさんの見込み客に自分のアカウントを認知されることが大事です。
しかし、認知はゴールではありませんよね。あくまでも第1歩。
第1歩は第2歩につなげるためにあるべき。
では第2歩は何か? それは
「興味を持ってもらうこと」
自分の投稿やアカウントを見込み客に発見してもらった後は、見込み客と繋がりを作るために、相手の興味を引く必要があります。
多くの美容師さんは、「発見」は意識しているものの、「興味」を意識していません。
たとえ露出が増えたとしても、見込み客が
「このアカウントは、私には関係ないね」と感じてしまうとおしまいです。
では興味を惹きつけるためにはどうすればいいでしょうか。
それが見込み客像の設定の重要ポイントです。
見込み客の興味を惹きつける方法
インスタに美容師アカウントはどれぐらいいると思いますか。
インターネット検索でプロフィールに「美容師」と設定されているアカウントを調べると約17万件あります。
さて、これだけ多くの美容師アカウントがある中で、自分の投稿を見てくれたユーザーの興味を惹きつけるのって難しいですよね。
おそらく、インスタで美容師を探しているユーザーは、これまで何十、何百という美容師アカウント・ヘアデザインポストを見てきたはずです。
そんな彼ら彼女らに「興味」を持ってもらうためには、何をすべきか。
ポイントは「自分に関係があると思わせること」です。
つまり、投稿やプロフィールを見たユーザーが、「自分にとって価値があるかもしれない」と期待させられるかどうかなんです。
- どれだけ有益な情報を発信しても
- どれだけエンタメ系で面白い投稿をしても
ユーザーが「自分にプラスになるかどうか」でフォローを判断します。
そして、自分にとってプラスになるかどうかは、自分の脳で将来をイメージできるかどうか。
つまり、インスタ集客における見込み客設定で重要なポイントは「イメージさせること」と言えます。
その上で、見込み客設定における重要なポイントを紹介します。
ハイブリッド型の考え方
私がわたしがおすすめしている美容情報とプライベート情報(地域ネタ)を組み合わせてアカウント運用する「ハイブリッドアカウント」については、見込み客設定の考えは少し幅広くても問題ありません。
なぜなら、プライベート(趣味・地域ネタ)という共通点によって来店確率が高まるためです。
地域のターゲットボリュームにもよりますが、見込み客像の設定は広めても問題ありません。
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見込み客設定の3つの要素
では本題です。
インスタにおける見込み客設定において重要な3つの要素を紹介します。
メニューベースで考えない
インスタを使って美容師を探しているユーザーの心理は何でしょうか?
「スキルの高い美容師を探したい!」
でしょうか。もちろん、こう考えているユーザーもいますが、もっと前の段階で全員が共通している心理があります。それは、
「今の美容師より良い美容師さんはいないかな?」
ですよね。
現状に多少の不満があるから美容師を探す(美容師を変える)わけです。
つまり、見込み客像の前提は
今まで通っていた美容師さんに不満を感じているユーザー
です。そのユーザーの興味を惹きつけるには、不満や悩みに訴求する方がはまりますよね?
自分ごとに置き換えやすいですよね?
「いろんな美容師に切ってもらったけど、納得できるショートにならない」
という悩みがある人には、
「最新の骨格診断に基づき、理想のショートを実現する」のような訴求がはまります。
この場合の見込み客設定は、
「いろんな美容師に切ってもらったけど、納得できるショートにならない美容師迷子の女性」
となります。
メニューベースで考えると、悩みにたどりつきにくいので、注意しましょう。
訴求はピンポイントの悩みの解消法
現状に不満や悩みを抱え、その解消法を探すためにインスタを活用している方の特徴は
「ピンポイントの悩みを解消したい」
というケースが多いです。
髪型全部が気に食わない!
という方も実際は存在しますが、大部分は「こだわりの1箇所」が合格点ではないという理由が多い。
- 前髪がまとまらない
- 自分の理想のカラーにならない
- 毛先のまとまりがない
- サイドがはねる
このようにピンポイントの悩みに訴求していくと、ユーザーは「自分ごと」としてイメージしやすい。
ピンポイントの重要性
ピンポイントの悩みに訴求することは見込み客設定において重要ですが、それ以外にも重要なポイントがあります。
それは「画像の作り方」です。次回の記事で詳しく解説します。
それに、ピンポイントでの訴求の最大の効果は「専門性アピール」です。
専門性をアピールすると、ピンポイントのスキルだけではなく、その関連スキルの専門性もユーザーは期待することから、幅広い層にリーチは可能です。
参考
「髪型全部が気に食わない」というユーザーには、技術訴求だけで反応をとるのは難しく、フォロワー数などの権威性が必要となりますので、アプローチは避ける方が賢明です。
長さ・髪質・カラーの分解
ショート・ボブ・ロング・縮毛矯正・デザインカラー
色んなメニューはありますが、これらは悩みを解消するための手段です。
つまり「ビフォー」から「アフター」にユーザーが向かうとした場合、メニューは「アフター」を手に入れるための手法。
ところが見込み客とはいつだって「ビフォー」ですよね。アフターの見込み客なんて存在しません。
ではビフォーのユーザーであなたのサービスを受けるユーザー(アフターを目指す人)はどんな人でしょうか。
次の表をご覧ください。
髪型 | 髪質 | カラー | その他 |
ショート | ストレート | 黒 | 白髪 |
ボブ | 癖毛 | カラー | 薄毛 |
セミロング | 縮毛矯正 | ブリーチ | 多毛 |
ロング |
(素人の僕が勝手に作ったので大目に見てください。)
髪型・髪質って細かく分けるとたくさんあるんですね。
さて、見込み客って、この中の1つだけに該当するわけではなく、複数が該当になるはずです。
そして、ビフォーからアフターに髪型を維持したい人もいれば、変身したい人もいるわけです。
つまり、ユーザーの願望の中には、
- ショートカットにしてみたいボブの女性
- 前髪が少し癖毛
- ブリーチで少し痛んでいる
- 多毛に少し悩みがある
このような方は実際にいるのではないでしょうか。
全てのニーズを訴求することはできませんが、複数の悩みに訴求することでユーザーの共感値は確実に上がります。
「この美容師さんなら、私のニーズをわかってくれるかも」
こう期待しますからね。
SNSにおいて、見込み客のニーズは可能な限り分解し、分解されたニーズにピンポイントで訴求すること。
これは美容業界に限らず、全てのジャンルに当てはまります。
ニーズを絞らず、広げれば広げるほど、反応が鈍ることは、僕は嫌と言うほど経験していますから、同じ失敗はしないでくださいね。
権威性(フォロワー数など)がついてきてからドンドン広げていけば大丈夫です。
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まとめ
今回紹介した見込み客の設定は、ご自身の強みとも重なります。
来て欲しいお客さんとは、自分の強みを発揮できる人ですよね。
ご自身の強みを、ユーザーに刺さる言葉に変換して発信すること。
広く浅くでは伝わりません。
狭く深く深く
がインスタ集客アカウントの成長段階の戦略です。
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